歴史遺産学科Department of Historic Heritage

渡邉亮|松が岬公園の土地利用の変遷 -顕彰するものと消失するもの-
山形県出身
北野博司ゼミ

 山形県米沢市に所在する松が岬公園は、明治初期まで米沢城であった城跡に立地している(図1)。明治6年に旧米沢藩士が公園化の稟申を行ったことは明らかだが、地域住民の実態が不明である。そこで本研究では、米沢市の松が岬公園の変遷を調査し、市民と城址公園の関わりを明らかにする。また、松が岬公園の歴史を解明することで、城跡の歴史の新たな価値考察の一助としたい。